2024/11/21 10:37
新嘗祭は「にいなめさい」「しんじょうさい」といい、「新」は新穀を「嘗」はお召しになることを意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家の安寧と国民の繁栄をお祈りする儀式です。
また、2019年に行われた大嘗祭は、古代から続く天皇即位の儀式で、天皇陛下が即位して1番最初の新嘗祭を大嘗祭と言います。
この大嘗祭は673年の天武天皇から、1代に1度行われている日本国の国家元首即位の儀です。
古くはこの祭りによって、あらたな天皇の資格が完成するものとされるほど厳格な儀式です。
本来、収穫された新米は、神様である天照大神に捧げるより前に、人が食べるのは恐れ多いという考えから、日本国民はこの日を持って、新米を食します。
しかし、今年は米不足から新米が市場に大量に出回り、政府は必要水準を満たしているとして備蓄米を放出しなかった。
昨年の米があるにも関わらず、神様より先に新米を食べてしまった訳だ。
日本は紀元前660年2月11日より続く、世界最古の国家であり、本年は2,683年目であり、この新嘗祭を古くから守ってきた。
飢饉などもあるから守れなかった年も勿論あるだろうが、今年は異常だ。
消費者が米がないなら新米を食べるしかないのは仕方ない事だ。
ただ、それを理解し神様にお先にいただきますと、どれだけの人が言えただろうか。
メディアの皆さんには、こういう日本の心を報道してほしいものです。
GHQによって新嘗祭という言葉は消されて、勤労感謝の日という言葉に書き換えられてしまった。
言葉の持つ力というのは計り知れない。